三ノ瀬~東仙波(テント泊)
「東仙波(奥仙波)」は、奥秩父山塊北東部にある絶景スポット。
人工物が視界に入らない奥地で、ハイカーの数も限られた静まり返った深山。
以前から訪れてみたかったエリアです。
山梨県の三ノ瀬から歩き、将監小屋で幕営(前泊)、明朝から東仙波の大自然を満喫しました。
【1日目】
中央道の渋滞にはまり、三ノ瀬に9:30到着。
クルマは、将監登山口にある「民宿みはらし」さんの駐車場を使わせてもらいました。(1泊2日:1,000円)
だいぶ遅いスタートになってしまったので、1日目は幕営地の将監小屋に向かう目的だけに・・。
9:50 将監登山道入り口
牛王院下で七ツ石尾根へ。
将監小屋近くの「将監峠」までは、2時間30分ほどの道のり。久々の重たいザックは堪えます。。
山道には一つもベンチが無く、休憩には倒木の幹が腰かけ代わり。
地図に記載されていない通路や、見落としてしまいそうな赤テープ。標高が上がる方向に進むと、無事に七ツ石尾根突き当りの「牛王院平」に到着。
12:28 将監峠
将監小屋が見えてきた!ネットでよく見る風景です↓
12:30 将監小屋到着!(幕営料は1泊1,000円)
テント設営後、近くを散策したり、昼寝したり。。
17:00 夕食!
春といえども、標高1801mのテント場の夕方は冷え込みます。テントの前室を閉じての食事!
今回は、重くてかさ張る鍋やフライパンは持ってきませんでした。日帰り用にいつも携行している、75gのTiマグポット500、115フェムトストーブ&IP-110ガスカートリッジの軽量コンパクト仕様です。
その代わり、調理済みのレトルト食品を持参!ご飯は、お湯を入れるだけで出来上がるモンベルのリゾッタを初導入!
★この日の夕食
・リゾッタカレー味に鳥ささみのトッピング
・豚汁
・プチトマト
・みかんゼリー
☆その他食糧
カップラーメンやパン、真空パックのポテトサラダやレトルト野菜スープ等、下界で普通に食べるようなモノを持ち込みました。
カリスマ山メシブロガーみたく調理技術があれば、山メシ調理も一つの楽しみになるのでしょうけど・・!
【2日目】
5:00 起床&朝食
6:15 テントを残したまま東仙波へ出発!
↓こちらの写真に描いた矢印。西側樹林帯の登山道が崩壊していたので、笹が生い茂る東斜面のけもの道に迂回しました。
7:40 迂回した山からの眺望↓
↓右手から竜喰山、飛龍山、雲取山な感じかな!?
↓ここを歩いています。実は東仙波はあきらめようかとも思いましたが、近くに居合わせたトレランの方に、この通路に誘導してもらったのです。
↓記した箇所は、東側斜面の歩行イメージ。そして正規の登山道に接続!
奥地だけあって、奥多摩界隈のような整備の行き届いた山道ではないことに痛感します。
歩いていると、至るところにシャクナゲが。開花したらここの細道は、さぞ華やかな回廊に変わるのでしょう!
人一人分の狭い通路や、閉塞感のある樹林帯から突然開ける展望の繰り返しは最高(゚∀゚)
8:25 西仙波到着!
東仙波手前の岩稜からは、360度大パノラマ!
↓南西側の眺望!(歩いてきた山稜と富士山や唐松尾山)
↓北西側の眺望!(秩父市方面)
↓北側の眺望!(和名倉山方面)
9:00 東仙波(標高2003M)到着!
まるで、笹の草原が広がる巨大公園ですナ(゚∀゚;)
↓東仙波山頂からの展望パノラマ写真!(クリックすると拡大します!)
更に奥に進むと、かつて秘峰とされた和名倉山(白石山)に着きますが、展望がないのでここで来た道を戻ります。
登山道を外れて、再度けもの道に突入したら、間違った方角を歩いていてびっくり(´д`ι)
GPSで正しい方角を確認して、右手の急斜面をいっき登り(;´Д`)ハアハア
11:00 将監小屋帰着。昼食&テント撤収。
12:30 下山。
将監小屋から三ノ瀬までは、林道を歩いて下山します。緩やかなクネクネ道が続き、とにかく長い!
14:10 三ノ瀬に無事帰着!
テント装備の場合、この位の行程がちょうど気持ちのよい運動かと感じる1泊2日の山行レジャーでした!
(2017.5.3)
【リンク】
三ノ瀬に通じる一ノ瀬林道は、工事で度々通行止めになります。
訪れる前に道路状況の確認が必須です。
東京都水道局:アクセス情報(最新情報)