夏の西沢渓谷(前編)
山梨県山梨市の西沢渓谷に行ってきました!
西沢渓谷は、秩父多摩甲斐国立公園の一部で、平成の名水百選や日本の滝百選などにも選定され、国内屈指の渓谷美を誇る景勝地です。
一周10kmの整備された遊歩道は、森林浴効果を体験できる"森林セラピー基地"として位置づけられています。
訪れた日は、残暑厳しい8月末の週末。「小雨後曇り」の天気予報で、涼しそうな気温を確認した上で出動しました。
【レポートは写真が多いので二部編成です・・・前編】
朝、6時過ぎに自宅を出発。首都高~中央道勝沼ICへ。
関東地方は午前9時ごろまでは雨天の予報だったためか、特に大きな行楽渋滞もなく、スムーズに高速を抜けました。
8:30頃には、西沢渓谷近くの「道の駅みとみ」に到着して、トイレ休憩と自販機で飲料を購入。
ちなみに、付近にコンビニは無いので、買い物をする場合は市街地で早めに立ち寄った方がよいですね。
西沢渓谷は、一周4時間とのことだったので、朝9:00にトレッキングをスタートして、お昼過ぎに戻ってから「道の駅みとみ」で昼食にしました。
クルマを西沢渓谷入り口に一番近い市営駐車場(無料)に駐車。
9時頃、駐車車両60台のキャパに対して、10台程度しか停まっていません。
紅葉シーズンが一番混むようですが、満車の場合は、R140沿いの「道の駅みとみ」横にある巨大な市営駐車場を利用することになります。
また、西沢渓谷入り口正面に民間の有料駐車場(500円)もありました。
駐車場から数分歩くと、西沢ゲートに到着。一応アスファルトの車道ですが、ゲートは閉まっているので、歩行専用になっています。
さらに10分ほど歩くと、「なれいの滝」が現れます。この場所(なれい沢)は、昭和33年に西沢渓谷の開発が始まった地点で、ノミで岩に穴を掘り、橋を掛け、人力によって大変な苦労があったようです。
木々で隠れてしまっている「なれいの滝」を過ぎると、渓谷を一周したときの発着地点(T字路)が現れます。(トイレのあるネトリ広場↓)
コースは一方通行なので、スタートは矢印に従ってトイレ右脇の遊歩道を進み、帰りは左側の通路から出てきます。
西沢渓谷のコース図↓
周辺登山コースの起点にもなっているようですね。
静かな林間道。
人の気配が全くありません。。。
そういえば、先ほどのトイレ地点でベンチに座っていた人が数人居たかな。
西沢渓谷のコースは、順路標識がしっかり整備され、迷う心配は全くありません。
キツネさんの「あ~痛い。痛みも怪我も自己責任」
こんなセンスの良いプレートが木に貼り付けられています。
後で気づきますが、このフレーズの意図は、"これほど安全に整備してある遊歩道で、勝手に事故を起こしても文句言うなよ!"と言うことのように感じます。
この遊歩道は、危険箇所には柵が設けられて、あらゆる場所に「落石注意」や「足元注意」の札が掲げられています。
また、滑りやすそうな場所には当然のように鎖の手すりが設置。
まさに"おもてなし"の西沢渓谷ですナ!
渓谷道を歩き始めて、最初の滝「大久保の滝」↓
落差14メートルです。
滝見台から望む「三重の滝」↓
透明な水と沢の音、涼風に癒されます!
フグのような形状をした大きな岩「フグ岩」↓
渓谷美(*^v^*)
人面洞↓
てくてく上流を目指します。
狭い河原の通路は滑って川に落ちる人もいるのでしょうね。
浅瀬なので、お笑いで済みますが・・・
水辺に咲くタマアジサイと瑞々しい葉っぱ↓
「一歩々周り見ながら確実に!」byキツネさん
竜神の滝↓
急登の岩場。。(゚Д゚;)ハァハァ。。
「恋糸の滝」地点に到着↓
通路から見下ろすと、単なる渓流しか見えない?
実は、上部の高い斜面に糸のような繊細な滝があったようでした(`-д-;)ゞ
落差6メートルの「貞泉の滝」↓
貞泉の滝から上流側に、エメラルドグリーンの滝壺が↓
( ´゚,_ゝ゚)プクプク。鉄の斧をじゃぼんと入れたらどうなるかな・・金に変わったりして。。
(2014.8.30)
次は、「七ツ釜五段の滝」や「旧森林軌道」などのレポート後編です。
【リンク】
山梨市観光協会:西沢渓谷