八王子城跡
GWに八王子城跡に行ってきました!
八王子城は、北条氏照が築いた山城。大正15年(1587年)ごろに八王子の滝山城からこの八王子城に移転したとされています。
その3年後(1590年)に豊臣秀吉の関東制圧の一貫で前田利家・上杉景勝軍の圧倒的戦力に攻められ落城。血に染まる悲劇の舞台として歴史に刻まれています。
今から434年前の出来事ですね。
【八王子城跡駐車場(無料)】
八王子城跡ガイダンス施設↓
駐車場の隣に八王子城にまつわる資料館があり、パンフレットを入手できます。
西側の広場には、地形模型が展示↓
【八王子城跡自然公園】
標高257M地点。ここから山道歩きで「要害地区」へ。
スニーカー履きでやって来ましたが、石が多くて足裏にゴツゴツ当たるので、トレッキングシューズを履いていた方がよかったかも・・
本丸までの高低差は189M。東京タワーの600段階段歩きの150Mと似たような運動量となります。
八王子神社の鳥居↓
敵の侵攻が一望できます↓
山道の様子↓
八王子神社下の東屋
東屋の中↓
松木曲輪(まつきくるわ)
曲輪とは、土塁などで囲んで作られた平な場所。
敵の攻勢に反撃するための守備エリアらしいです。
曲輪は数カ所点在しています。
400年を経て、テーブル・ベンチが設置された庶民のランチスポットに変貌。
テーブルでBBQとお酒を楽しんでいるグループの背後の林から不穏な空気を感じたので、即この場を離れました。
八王子神社
森の中に佇む八王子神社。
巨木にかこまれた神秘的な空間。
ここは神社特有の神聖な雰囲気というより胸騒ぎを感じるスポットですね。
氏照が八王子城築城にあたり、城の守護神とした「八王子権現」が祀られています。
八王子神社の由緒は延喜16年(916年)、妙行という憎が庵を立て、牛頭天王と8人の王子を祀って「八王子権現」と称したことが伝えられており、「八王子市」の名の由来にもなっているようです。
八王子城 本丸跡
標高446M、駐車場からここまで約40分。
パンフレットやガイダンス施設のビデオで「城山川の水が三日三晩赤く染まった」「見せしめのための生首を集めた」とか、悲惨な光景をさらっと描写されていて恐怖の現場ですね。
霊感の強い人は近づかない方がよいかもしれません。
八王子城跡は、主に「要害地区」と「居館地区」に分かれており、前者は戦闘時に要塞となる地区で、後者は城主氏照の館がある生活の中心地区。
全て散策するつもりでしたが、想定外の暑さだったので山中の「要害地区」だけ見て帰ってきました(;´・ω・)
(2024.GW)