大滝&大岳沢の清流散策
大滝とは、東京都檜原村大嶽にある大岳沢の一番大きな滝。檜原都民の森にある「三頭大滝」とは異なります。
檜原村では代表的な払沢の滝をはじめ、いくつもの見応えある名瀑が存在。その中でも観光コースにあまり紹介されていない「大滝」に訪れました。
台風が去り、前日の雨も上がった日曜日の早朝、大岳沢と大岳山までハイキングに!
【アクセスと駐車地】
檜原街道(都道33号)の十里木の交差点を養沢方面(都道201号)に入り直進、赤い橋の手前「大岳鍾乳洞入口」の大きな看板に従って左折して林道大岳線へ。
林道の途中、採石場の開けたロケーションに変わり"あれっ?"と思いますが、目の前の崩れそうなトンネルに入ると、再び細い林道に変わります。
大岳鍾乳洞やキャンプ場を横目に通過し、突き当たりまで進むと駐車スペース。
終点駐車スペースは乗用車5台位は停められますが、先に駐車したクルマが縦列に停めてしまうと、3台程度が限界でしょうか。
※場所はページ下のgooglemaps参照。
【大岳沢】
8:00 山歩き開始!
駐車地の横が遊歩道入口で、大滝までは5分程度で到着します。
事前情報収集で大滝の写真を見る限り、ちょろちょろっと落ちる地味な印象の滝と思いながら現地に訪れると、実際に目にしたのは爆発的水量で圧倒されました。
前日までの雨で水量が増したのが影響しているのと、なにより至近距離で迫力満点です。
遊歩道の階段を上ると、眼下に滝壺。
動画も撮ってみました!
さらに、遊歩道を上ると、急勾配の木橋が!
手前左の断崖絶壁を覗きこむと、なんと大滝のてっぺんが見えるじゃないですか!
1枚写真に収めたいところだけど、滑落したらシャレにならないので危険な行為はやめましょう!
訪れて分かった大岳沢は、大滝だけが目玉ではないのです!
苔むした空間。ジブリのアニメの中にいるみたい。インスタ映えを狙って訪れるのもアリかも!
陽が出でいたら最高だったのに。。
↓ここの橋を渡ってからルートが分からなくなりました・・・
踏み跡もあったので、斜面上の通路っぽいところを歩いてみたり・・・
通路は途中で切れ落ちていたり・・・
間違ったみたい。
後からきた人に、正しいルートを教えてもらいました。
さて、↓この写真でどこを通るのが正解か分かりますか?
正しいルートは、こちら↓
苔の色が非常にきれいだ!
写真をバシバシ撮っていたら、再びコースを外れていました(´д`ι)
しばらく沢沿いに遊歩道が続くのですが、しくじって枯れた沢の方に進んでいました。沢沿いは全く赤テープがないから誤った踏み跡に誘導されてしまいます。
熊が生息するエリアだから安易なコース間違えは注意しましょう(´д`ι)
最近の山行は、地図アプリを入れたスマホ2台を携帯しているから、ちょっとしたルート間違いには早めに気づきやすいのが救い!
もちろん紙の地図も持っているけど、樹林帯の谷間では現在地を確認しようがないのですよね。
清流マニアが好みそうなロケーションがたくさんあります。
【大岳山へ】
苔むした沢沿い通路もお仕舞いとなり、そのまま直進すると標高が上昇。
階段もいくつかあり。
10:30 通路を全て上り切ると、馬頭刈尾根。
駐車地から馬頭刈尾根までの距離はわずか1.7km。ゆっくり散策して2時間30分も費やしました。
馬頭刈尾根の合流地点では、左(富士見台方面)に300m位進むとゆっくり休憩できる綺麗な木のベンチがあります。右(大岳山方向)に300m位進むと苔むした石のベンチ。
どちらを選びましょうか!
大岳神社の鳥居下には、公衆トイレあり。
参道の中心は神様の通り道だから、人間は端っこを歩きましょう!転ばないためにも。。
11:40 大岳山到着!
キリで見通しが悪い。
山頂はいつもたくさんのハイカーや団体客で賑わっています。
お昼ごはんを食べたら、来た道を戻ります。
13:20 馬頭刈尾根の苔むした石のベンチで少し休憩してから下山。
14:30 午後の大滝は観光客の姿が散見。無事駐車地に帰着!
【林道終点駐車スペース】
【リンク】
往訪前に 奥多摩ビジターセンターの「登山道・道路状況 / 大岳鍾乳洞入口~馬頭刈尾根」を要チェック!!しかし林道通行部分に関しては、情報不足で役に立たないことがあります。
東京都森林事務局 あきる野市「大岳」林道も調べた方が安心です。