紅葉の鷹ノ巣山
鷹ノ巣山は東京都奥多摩町の標高1,736Mの名山。
10月下旬、紅葉狩りに訪れました。
山頂から抜ける眺望や浅間尾根のドラマチックな色彩の紅葉を満喫!
鷹ノ巣山への登山ルートは複数あり、体力的に一番易しい標高差約800Mの「奥」という地区からスタートしました。
「奥」は、奥多摩湖沿いの峰谷橋の交差点から山奥に7Km進んだ終点部にあります。
林道はクルマ一台分が通れる狭さで、対向車がきた場合はそれなりの対処が求められます。標高が上がるにつれ勾配がきつく、見通しも悪く退避スペースも僅かなドキドキ林道です。
8:15 登山口到着。(場所はページ下のgooglemaps参照)
すでにクルマ7台、バイク1台が路肩に駐車中。
登山口には駐車場は無く、この付近だけ幅員が広いので迷惑にならない路肩スペースに駐車することになります。
ちょうど登山道入り口正面が空いており、帰り方向に向きを変えて縦列駐車。
追記:登山口付近はかつて上の写真のように砂利道の悪路でしたが、現在はきれいに舗装されています↓
登山口から望む奥集落↓
東京の秘境ですね。このような所が存在しているなんて初めて知りました。
さらっと通過しましたが、この集落の歴史背景や生活など興味深いですね。
8:20 山歩きスタート!
先ずは、浅間神社に向かいます。
登山口から5分程度で、鷹ノ巣山まで3.8Kmの道標と一の鳥居が現れます。
広々した参道の山道を進み、二の鳥居を通過。
急登箇所や危険箇所が出でくるのかと心の準備をしていましたが、一定の斜面をほぼ登り続けているだけの浅間尾根でした。
体力温存のため、写真撮影でちょろちょろ動き回ることは控え、ただ黙々と歩いていると鷹ノ巣山避難小屋が見えてきました。
10:00 鷹ノ巣山避難小屋へ到着。
屋外のベンチでちょっとだけ休憩。
トイレや水場もあり、場合によっては避難小屋に逃げ込むこともできる環境はとても安心できますね。
10:10 鷹ノ巣山頂上へ向けて出発!
写真撮影は、この辺りから下山までパシパシ撮りまくり、歩行は超スローペースになります!
この広々した尾根沿いの通路は"石尾根"と呼ばれ、東京の最高峰である雲取山から奥多摩駅付近に伸びる長大の尾根道。
↓落ち葉の斜面の眺望も素敵です!
石尾根は、火災防止のための防火線となっているため、抜群の展望が得られますね。
追記:リニューアルされた御影石版の山頂標↓
10:40 鷹ノ巣山 山頂到着!
キタ━━━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━━━!!
神々しい富士山!
山頂の広場には、十数人まったりした時間を過ごされていました。
山頂で昼食を考えたけど、まだ時間が早いので30分程休憩の後、石尾根を西側へ歩いてみることに。
12時頃になった地点で昼食としましょう!
12:00 日陰名栗峰1725m頂上に到着!
頂上といっても、さりげなく木に札がかかっているだけ(*´Д`*)
地図上では、日蔭名栗山って書いてあるのにね。
バリバリ直射日光が当たり日陰でもなく、栗も落ちていません(*´Д`*)
石尾根で更に西側は、高丸山、七ッ石山、雲取山へと続きますが、日帰りでクルマに戻らなくてはならないので、これ以上先へは進めません。。
テント泊しているような出で立ちの人が多数歩いており、なんだか楽しそう・・。
日陰名栗峰頂上から東側のカヤトの広場でお昼ごはん↓
ポカポカ陽気で、昼寝でもしたい気分だけど・・・
13:00 下山開始
鷹ノ巣山避難小屋から登山口までの浅間尾根の復路は、紅葉を満喫しながらゆっくり下山。
標高が下がるにつれ、赤、黄、緑と秋色のコントラストが楽しめます。
浅間尾根の通路は、紅葉につつまれたトンネルと、ふかふかの落ち葉のカーペットを歩くだけでも訪れる価値がありますね。
ちょっとした観光地にも引けを取らない山道です。
往路は、(;´Д`)ハアハアしながら登り続けたので、辺りの景色が目に入りませんでしたが(´д`ι)
サクッサクッサクッ・・・
息を呑む紅葉小道。
神社に通じる裏参道という見方をすれば、より清々しい気が満ちてきます。
追記:現在、浅間尾根の紅葉が楽しめる広葉樹林の森には、山道沿いに拡大されたキノコ栽培の大規模な人工物が出現しています。
上の写真のように紅葉のトンネルを目当てに訪れる場合、人工物が映り込む感じとなります。
下の写真は2022年10月上旬。
葉の色が青くなってくると、浅間神社・登山口に戻ります。
14:50 登山口に無事帰還。
鷹ノ巣山は東京都内の身近な観光登山スポット。そのポテンシャルの高さを感じた充実の一日でした!
(2014.10.25)
(2022年修正)
【鷹ノ巣山浅間尾根奥登山口の路肩駐車スペース】
登山口の前方と後方の路肩に計10台位停められます。